モトリー・クルー『ドクター・フィールグッド』

Mötley Crüe『Dr. Feelgood』

重低音のイントロから一気に引き込まれる「ドクター・フィールグッド」。酒とドラッグにまみれた破天荒なバンドが生み出した、モトリー・クルー絶頂期を象徴する1曲です。

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不良バンドが生み出した傑作「ドクター・フィールグッド」

80年代アメリカのヘヴィメタル/ハードロックを代表するバンド、モトリー・クルー最大のヒット曲「ドクター・フィールグッド」は、重低音の響くイントロにやられてしまいました。ロックンロールも映画も小説も導入部分が重要で、この曲の入りはシンプルにカッコいいなと思ったのです。

しかしこの曲とアルバムがヒットする前は、素行不良で知られていたメンバーたちは酒にドラッグに喧嘩とまさにハチャメチャで、このままではマズイと思ったのか心機一転プロデューサーのボブ・ロックと共に新作の制作に励みます。その結果アルバムからはタイトルナンバー始めビルボードのTop20ヒットが4曲も生まれて、この頃が彼らの絶頂期です。

ヴィンス・ニールのボーカルはガンズのアクセル・ローズにちょっと似ているかなと思ったのですが、ナチュラルにハスキーというよりも、ところどころわざと潰して歌っているような感じがあります。この特徴のある声がヘヴィーな音とマッチしていて、楽器の音に埋もれず個性を主張する、これぞバンドのフロントマンです。

ドラムのトミー・リーがケージごと回転するドラムセットでプレイするという87年頃からのド派手な演出は、モトリー・クルーのライブの目玉になりました。学生の頃に見たレインボーのライブでは、コージー・パウエルのドラムセットがせり上がっていくという演出で会場は大盛り上がりでしたが、どちらもロックショーを楽しませてやるぜ、という心意気が素晴らしいと思います。

「ドクター・フィールグッド」とはお医者さんではなくてドラッグのディーラーのことだそうで、ある意味気持ち良くなるという強烈なジョークなんでしょう。こんな曲を堂々と歌ってヒットさせる本物の不良バンド、これはこれで痛快です。

楽曲の基本情報

収録アルバム & リリース (Album & Release)

■ 収録アルバム: Dr. Feelgood(ドクター・フィールグッド)

■ リリース年度: アルバム:1989年9月/シングル:1989年8月

■ レコード会社: Elektra Records(エレクトラ・レコード)

【クレジット】 (Credits)

  • 作詞・作曲: ニッキー・シックス(Nikki Sixx)/ミック・マーズ(Mick Mars)
  • プロデューサー: ボブ・ロック(Bob Rock)
  • アレンジャー: クレジットなし
  • エンジニア: ボブ・ロック(Bob Rock)/ランディ・スタウブ(Randy Staub)※録音・ミキシング/クリス・テイラー(Chris Taylor)※アシスタント・エンジニア

【パーソネル】 (Personnel)

  • ヴィンス・ニール(Vince Neil): リード・ボーカル、バック・ボーカル
  • ミック・マーズ(Mick Mars): ギター、バック・ボーカル
  • ニッキー・シックス(Nikki Sixx): ベース、バック・ボーカル
  • トミー・リー(Tommy Lee): ドラム、パーカッション、バック・ボーカル
  • ボブ・ロック(Bob Rock): バック・ボーカル
  • マーク・ラフランス(Marc LaFrance): バック・ボーカル
  • エミ・キャニン(Emi Canyn): バック・ボーカル
  • ドナ・マクダニエル(Donna McDaniel): バック・ボーカル
  • デヴィッド・スティール(David Steele): バック・ボーカル
  • ジョン・ウェブスター(John Webster): キーボード・プログラミング

【シングルチャート】 (Single Charts)

  • 全米ビルボード・ホット100(Billboard Hot 100):最高 6位(1989年)
  • 全英シングルチャート(UK Singles Chart):最高 50位(1989年)

※Spotifyプレイヤーの再生ボタンを押すと試聴できます(ログインしていない場合は30秒のプレビューとなります)。音量はお使いの端末で調整してください。

▼ Mötley Crüe - Dr. Feelgood(Official Music Video)


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