スティング『イングリッシュマン・イン・ニューヨーク』
Sting『English Man in New York』
ポリス時代とは少し違う、ソロ・アーティストとしてのスティングの魅力が詰まった「イングリッシュマン・イン・ニューヨーク」。哀愁を帯びた歌声とサックスが響く、この曲の魅力を探ってみます。
※このブログはアフィリエイトプログラムを利用しています。スティング「イングリッシュマン・イン・ニューヨーク」に込められたメッセージ
スティングの2枚目のソロ・アルバム『ナッシング・ライク・ザ・サン』は、前作の流れを汲んでジャズ・ミュージシャンと共に作り上げた作品で、「イングリッシュマン・イン・ニューヨーク」はサックスが印象的な曲です。
ポリス時代はシンプルで研ぎ澄まされた演奏の中で、スティングの少し枯れた独特な声はバンドのイメージを決定付けていました。ソロになって変わったのは彼の声を活かす音楽が、よりジャズへと近づいたことです。元々単純なロックではなくジャズやレゲエ、R&Bなど多様な音楽性があったポリスでしたが、ソロになって自分のやりたい音楽とジャズの相性がいいと考えたのでしょうね。
彼の歌声にどこか寂寥感を感じるのは常に変わらず、「イングリッシュマン・イン・ニューヨーク」は哀愁漂うメロディーを歌うスティングとブランフォード・マルサリスのソプラノ・サックスのコンビネーションが素晴らしく、リリース時に大ヒットはしなかったものの、今では彼の代表作のひとつになりました。
ロックな曲を歌うスティングはカッコいいのですが、彼には寂しげな曲のほうが似合うように思います。教員免許を取得して小学校で教えた経験もあり、精悍な外見ながらどこか繊細な雰囲気もあるスティングには、仲間と騒いでいるよりも一人で思索に耽っている姿が似合うような気がします。
このアルバムだけではなく『ブルー・タートルの夢』や『テン・サマナーズ・テイルズ』のジャケットを見て余計にそう感じるのかもしれませんが、“ニューヨークにいるイギリス人”は、異国で暮らす孤独を背景に、自分らしくあることの大切さを歌っているそうです。“他人が何と言おうと、自分らしくいなさい”と繰り返すところがいいなと思いますね。
ところでスティングはデヴィッド・リンチ版の映画『砂の惑星』や、ガイ・リッチー監督の『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ(渋くてカッコ良かった!)』に出演しています。ハンサムでスタイルも良く、知性や繊細さも感じさせるあの雰囲気を、周りが放っておかなかったんですね。
楽曲の基本情報
収録アルバム & リリース (Album & Release)
■ 収録アルバム: …Nothing Like the Sun(ナッシング・ライク・ザ・サン)
■ リリース年度: アルバム:1987年10月/シングル:1988年2月
■ レコード会社: A&M Records(A&Mレコード)
【クレジット】 (Credits)
- 作詞・作曲: スティング(Sting)
- プロデューサー: スティング(Sting)/ニール・ドーフスマン(Neil Dorfsman)
- アレンジャー: スティング(Sting)
- エンジニア: クレジットなし
【パーソネル】 (Personnel)
- スティング(Sting): リード・ボーカル、ベース
- ケニー・カークランド(Kenny Kirkland): キーボード
- マヌ・カチェ(Manu Katché): ドラム
- ミノ・シネル(Mino Cinélu): パーカッション
- ブランフォード・マルサリス(Branford Marsalis): ソプラノ・サックス
【シングルチャート】 (Single Charts)
- 全米ビルボード・ホット100(Billboard Hot 100):最高 84位(1988年)
- 全英シングルチャート(UK Singles Chart):最高 51位(1988年)
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▼ Sting - Englishman In New York
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