フォリナー『アージェント』
Foreigner『Urgent』 米英混成チームのフォリナーが4人編成になって生まれた最高傑作『4』。ヒット曲「アージェント」はテナーサックスのソロが異彩を放つ80年代のロックでした。 Foreigner『4』Remastar ※このブログはアフィリエイトプログラムを利用しています。 シンセサイザーとサックス~「アージェント」に凝縮された80年代ロックの革新 ミック・ジョーンズやイアン・マクドナルドらのイギリス勢3人とルー・グラムらのアメリカ勢3人で編成されたフォリナーのバンド名は、イギリスに行ってもアメリカに行っても、半分は外人だろ?というジョークから命名されたのだそうです。 そんな彼らの最高傑作とされているのが、バンドから2人が脱退して4人になって発表された『4』で、このアルバムには「ジュークボックス・ヒーロー」「ウェイティング・フォー・ア・ガール・ライク・ユー」そして今回の「アージェント」と、有名な曲が3曲も収録されています。 特徴のあるイントロで鳴っているのはギターと、少し歪んだビュン、というような音に聴こえるシンセサイザー。そして斬新なのは合間に入る音程が激しく上下するサックスのリフですね。これだけで70年代のロックとは全然違うなと思うのですが、この曲のハイライトはテナーサックスのソロです。 従来なら間奏はギタリストの見せ場だったのですが、モータウンで活躍したジュニア・ウォーカーのアグレッシブなテナーがとにかくカッコいいんです。ちょっとテクノ風にも感じるイントロからAメロまでの演奏に少し抑え気味のハスキーなボーカルが乗って、そこから彼のソロが爆発する感じですね。 アルバムをプロデュースした“マット”・ラングは以前紹介したAC/DCの『 バック・イン・ブラック 』やデフ・レパードの『 ヒステリア 』も手掛けていて、何度も録音を繰り返し細部にまでこだわるという彼の手腕が大ヒットに繋がったのでしょうね。 シンセサイザーとサックスを大胆に導入した「アージェント」には、これまでのロックとは違う80年代ロックの新しさが凝縮されていたと思います。 楽曲の基本情報 収録アルバム & リリース ...