エアプレイ『ストランデッド』

Airplay『Stranded』

スタジオミュージシャンとして活躍していたデヴィッド・フォスターとジェイ・グレイドンが組んだプロジェクト、エアプレイ。80年代の幕開けに相応しい爽快なAORを披露してくれました。

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安直なジャケ写と爽快ロック「ストランデッド」の衝撃

スッキリしているけど、なんだか安直だなと思った『エアプレイ』のジャケット。しかしレコードに針を落としてみたら、まことに爽快なロックナンバーが始まって衝撃を受けました。

トミー・ファンダーバーグとトム・ケリーの鮮烈なハイトーンコーラスに続いてジェフ・ポーカロのドラムが入ると、エネルギッシュなオープニングナンバーは最後まで突っ走ります。看板二人とTOTOのリズム隊はトップクラスのスタジオミュージシャンで、その演奏に埋もれない超ハイトーンでピッチの正確なボーカリスト二人を探し当てたことが、エアプレイ・プロジェクトに繋がったのだそうです。

ジェイ・グレイドンの気持ち良く歪んだギターは適度にポップな味もあって、ソロのパートも痛快です。彼が有名になるきっかけとなったスティーリー・ダンの「ペグ」のソロは正直言って凄そうだと思ったものの、複雑すぎてあまりピンときませんでした。

元々の好みや上京したての当時の気分に、この曲の爽快なギターや高揚感のある雰囲気が合っていたんでしょうね。それなのに「ストランデッド」はシングルカットされることもなく、アルバムも全米では商業的に成功したとはいえない結果に終わりました。

これはエアプレイがスタジオ限定でライブも一切行わなかったためで、日本のAORファンの評価とは真逆だったんですね。デヴィッド・フォスターとジェイ・グレイドンはエアプレイをきっかけにプロデューサーとしてその後大成功を収めるのですが、彼らがバンドとして全米ツアーをやったり、来日公演をしていたらどうなっていたんだろうなと思います。

楽曲の基本情報

収録アルバム & リリース (Album & Release)

■ 収録アルバム: Airplay(ロマンティック)

■ リリース年度: 1980年

【クレジット】 (Credits)

  • 作詞・作曲: デヴィッド・フォスター(David Foster)作曲 / ジェイ・グレイドン(Jay Graydon)作曲 / トム・ケリー(Tom Kelly)作詞
  • プロデューサー: デヴィッド・フォスター(David Foster) / ジェイ・グレイドン(Jay Graydon)
  • アレンジャー: デヴィッド・フォスター(David Foster) / ジェイ・グレイドン(Jay Graydon)
  • エンジニア: ハンベルト・ガティカ(Humberto Gatica) / キース・オルセン(Keith Olsen)レコーディング、ジェイ・グレイドン(Jay Graydon)オーバーダビング&ミックス、マーク・リネット(Mark Linett)/ デヴィッド・デヴォア(David DeVore)セカンド、バーニー・グランドマン(Bernie Grundman)マスタリング

【パーソネル】 (Personnel)

  • トミー・ファンダーバーク(Tommy Funderburk): リード・ボーカル、バッキング・ボーカル
  • トム・ケリー(Tom Kelly): バッキング・ボーカル
  • ジェイ・グレイドン(Jay Graydon): ギター
  • デヴィッド・フォスター(David Foster): キーボード、ピアノ
  • ジェフ・ポーカロ(Jeff Porcaro): ドラムス
  • デヴィッド・ハンゲイト(David Hungate): ベース

【シングルチャート】 (Single Charts)

  • 全米ビルボード・ホット100(Billboard Hot 100): チャート圏外
  • 全英シングルチャート(UK Singles Chart): チャート圏外

※Spotifyプレイヤーの再生ボタンを押すと試聴できます(ログインしていない場合は30秒のプレビューとなります)。音量はお使いの端末で調整してください。


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