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ボズ・スキャッグス『ジョジョ』

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Boz Scaggs『JoJo』 ボズ・スキャッグスAOR3部作の完結編『ミドル・マン』が1980年に満を持して登場。洒落た大人のロックに酔いしれる「ジョジョ」はバックの演奏もボーカルも最高でした。 Boz Scaggs『Middle Man』Analog (Crystal Clear Vinyl) ※このブログはアフィリエイトプログラムを利用しています。 AOR黄金期の名盤『ミドル・マン』と「ジョジョ」の思い出 大学を卒業後、社会人になって最初に買ったアルバムがボズ・スキャッグスの『ミドル・マン』で、レコードのA面1曲目に収録されていたのが、思い切りお洒落でカッコいい「ジョジョ」でした。 76年の傑作『シルク・ディグリーズ』から『ダウン・トゥー・ゼン・レフト』に続くAOR3部作の総仕上げともいえるこのアルバムは、洗練されたロックからバラードまでバラエティ豊かで華やかさもあり、80年代という時代の雰囲気にも合っていたように思います。 「ジョジョ」は最初にジェフ・ポーカロのドラムが鳴ってレイ・パーカーJr.のギターが入った時点で既にカッコ良く、ボズのボーカルが始まるところもまたゾクゾクするカッコ良さです。バックは相変わらずの腕利き揃いですが、今回はデヴィッド・フォスターがソングライティングやキーボード、アレンジで参加しています。 デヴィッド・フォスターは、ほぼ同じ時期にギターのジェイ・グレイドンと組んで『エアプレイ』をリリースしていて、ギターやドラムのパーソネルも『ミドル・マン』と重なっています。当時の一流スタジオミュージシャンたちがAORの傑作2枚に参加していたということですね。 ところで後にボズのライブに行く機会があったのですが、「ジョジョ」の演奏が始まった途端に同じ列にいた女の子が立ち上がって踊りだしたのにはビックリしました。生のボズ・スキャッグスを見ることができて嬉しいやら、ひとりで踊る彼女を見て少し冷めた気分になるやら、今となっては懐かしい思い出です。 楽曲の基本情報 収録アルバム & リリース (Album & Release) ...

ユーリズミックス『スウィート・ドリームス』

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Eurythmics『Sweet Dreams(Are Made of This)』 アニー・レノックスのクールな美貌と抜群の歌唱力。ユーリズミックスの「スウィート・ドリームス」は、シンセポップとソウルフルなボーカルの融合が新鮮でした。 Eurythmics『Sweet Dreams(Are Made of This)』Analog ※このブログはアフィリエイトプログラムを利用しています。 無機質なイントロとショートカットのアニー・レノックス 「スウィート・ドリームス」の印象的なイントロは、70年代から慣れ親しんだギターが主役のイントロとは違って無機質で冷たく、マイナーなメロディーには緊張感があります。 このアルバムは予算がない中でアニー・レノックスとデイヴ・スチュワートの二人だけで作ったそうで、タイトル曲は左右のチャンネルのトラックを2台のアナログ・シンセサイザーで別々に作成して、同じくアナログのシーケンサーに打ち込んでループさせているのだそうです。 メインのCm→A♭→G(G7)を繰り返すコードに乗せて歌うアニー・レノックスのボーカルも、クールでカッコいいです。ソウルフルで圧倒的な歌唱力を持つ彼女が、抑え気味に歌っているところがいいですね。 この曲のミュージック・ビデオでは、オレンジのショートカットにスーツの彼女が存在感抜群です。ユーリズミックスは81年にスタートしたMTVとも相性が良く、多くの名曲を映像で楽しむことができますが、中でも「スウィート・ドリームス」の映像はインパクトがありました。 冷たくセクシーで静かにハートを揺さぶるようなボーカルには、聴くものを抑え込むような迫力があります。タイトルの「甘い夢」とはまったく違う容赦のない現実社会を描いたシンセポップは、初期ユーリズミックスの重要な作品です。 スポンサーリンク 【 ぷりんと楽譜:Eurythmics / Sweet Dreams の楽譜一覧ページへ 】 楽曲の基本情報 収録アルバム & リリース (Album & Release) ■ 収録アル...

ヴァン・ヘイレン『パナマ』

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Van Halen『1984』 可愛らしい天使が指にタバコを挟んでいるという、今だったら怒られそうなジャケット。ヴァン・ヘイレンのモンスターアルバムからは2曲のメガヒットが生まれました。 Van Halen『1984』Analog ※このブログはアフィリエイトプログラムを利用しています。 強烈にドライブするエディ・ヴァン・ヘイレンのクレイマー・バレッタ 5150 全米で1000万枚以上を売り上げたアルバム『1984』。No.1ヒットはシンセサイザーを導入してエディ・ヴァン・ヘイレンがキーボードを弾くという斬新な「ジャンプ」でしたが、より好みなのはエレキギターがハードにドライブする「パナマ」のほうでした。 エディのプライベートスタジオ“5150 studios”で録音されたこの曲で使われたギターは、初期に使用していた通称フランケンシュタインではなく、ステージで使用していたクレイマー・バレッタ 5150を更に改造したカスタム・コンチョというモデルだそうです。 ヘヴィーだけれど濁らず抜けの良い、理想の音を追求して常にギターをいじっていたんですね。トレードマークでもある赤・白・黒のストライプ塗装のギターを笑顔で弾くエディ・ヴァン・ヘイレン。眉間にシワを寄せないところがギターの音質とも重なってカッコいいです。 この曲ではブラウンサウンドの完成形と言うのか、単に歪んだ音ではないハードなギターが右のチャンネルから常に鳴り響くのですが、2分30秒過ぎに左のチャンネルから聴こえるのが、当時のエディの愛車ランボルギーニ・ミウラのエンジン音です。今回調べてみるまで気にしていませんでしたが、こういう遊び心もいいなと思いますね。 そもそも当時はブラウンサウンドなんて言葉を聞いたことがなかったのですが、キーボードが入って少しソフトでポップなイメージもある「ジャンプ」に続いて「パナマ」が始まると、やっぱり天才エディ・ヴァン・ヘイレンのギターは凄かったと思います。 スポンサーリンク 【 ぷりんと楽譜:Van Halen / Panama の楽譜一覧ページへ 】 楽曲の基本情報...

スコーピオンズ『ロック・ユー・ライク・ア・ハリケーン』

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Scorpions『Rock You Like a Hurricane』 Love at first sight(一目惚れ)ならぬLove at first stingは、まさにサソリの一撃。スコーピオンズの飛び切りカッコいいハードロックナンバーは80年代洋楽ロックの傑作です。 Scorpions『Love at First Sting』Analog ※このブログはアフィリエイトプログラムを利用しています。 バンドのエンジン、ルドルフ・シェンカーが刻むヘヴィーなリフ 官能的なモノクロのジャケットは、ドイツ生まれの著名なファッション写真家ヘルムート・ニュートンの作品です。革の上下にブーツの男性が、セクシーな女性の太ももに蠍のタトゥーを刻もうとしているという、けしからんシーンですね。白黒のコントラストが強烈で、女性には余裕を感じます。 前作『ブラックアウト』が気に入って、リリース後すぐに買った洒落たタイトルの『ラヴ・アット・ファースト・スティング』に入っていたのが「ロック・ユー・ライク・ア・ハリケーン」で、この曲はとにかくカッコ良かった。 空から鋭く舞い降りてくるようなイントロのギターに痺れる1曲目の「バッド・ボーイズ・ランニング・ワイルド」に続いて、あのリズムギターのヘヴィーなリフが始まると、もうこのレコード買って良かったと思ってしまいました。 ルドルフ・シェンカーが弾くリフはバンドのエンジンみたいなもので、この人には耳に残るリフやメロディーを生み出す才能があるだけでなく、気合いのようなものを感じます。天才ギター少年マイケル・シェンカーとギター仙人ウルリッヒ・ロートが70年代にバンドを去り、それでも80年代に2作続けてアルバムが大ヒットしてスコーピオンズは世界的にブレイクしました。 ハートに響くヘヴィーなリフを刻み続けるルドルフ・シェンカーとマティアス・ヤプスの鋭いリードギター、ハイトーンで少しだけざらついた声が渋いクラウス・マイネのボーカル。「ロック・ユー・ライク・ア・ハリケーン」は、ハードロックのカッコ良さを改めて認識させてくれた曲だと思います。 スポンサーリンク ...

ザ・ローリング・ストーンズ『ウェイティング・オン・ア・フレンド』

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The Rolling Stones『Waiting on a Friend』 強烈なビジュアルのアルバムの最後を飾った曲は、ロック界の大物ローリング・ストーンズとジャズ界の巨人ソニー・ロリンズという異色の組み合わせが斬新なバラードでした。 The Rolling Stones『Tattoo You』 ※このブログはアフィリエイトプログラムを利用しています。 ローリング・ストーンズとソニー・ロリンズ奇跡のコラボ レコード店で棚に飾ってあれば遠くからでも目立つ強烈なジャケットは、グラフィック・デザイナーのピーター・コリストンの作品で、この人はストーンズの『エモーショナル・レスキュー』や『アンダーカバー』、ツェッペリンの『フィジカル・グラフィティ』のデザインも担当しています。 思わず『刺青の男』を買ってしまって一番気に入ったのは、A面1曲目のキャッチーな「スタート・ミー・アップ」よりも、テナーサックスが印象的なB面最後の曲「ウェイティング・オン・ア・フレンド」でした。 ソニー・ロリンズについては名盤の誉れも高い『サキソフォン・コロッサス』を買ってみたものの、当時の自分にはあまりピンと来なかったのですが、この曲のサックスはハートにグッと来るものがありました。ミック・ジャガーが熱望してこの曲に参加することになった彼は、即興であのメロディーを吹いたのだそうです。 もうひとつこの曲を引き立てているのは、ニッキー・ホプキンスが弾く美しいピアノです。数多くのミュージシャンに絶賛されたロック史に残るセッションマンが弾くピアノと、エコーの効いたギターのリフ、そして後半に入るテナーサックス。ミック・ジャガーのダミ声もだんだん心地良く聞こえてくるから不思議です。 「ウェイティング・オン・ア・フレンド」は、アコースティック・ギターが印象的だった70年代の「悲しみのアンジー」と並ぶストーンズバラードの傑作だと思います。 スポンサーリンク 【 ぷりんと楽譜:The Rolling Stones / Waiting on a Friend の楽譜一覧ページへ 】 楽曲の基本情報 ...

AC/DC『バック・イン・ブラック』

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AC/DC『Back in Black』 今やロックンロールのアンセムとなったAC/DCの「バック・イン・ブラック」は、ボーカリストの交代劇から生まれたロックバンドらしい追悼ソングでした。 AC/DC『Back in Black』Analog ※このブログはアフィリエイトプログラムを利用しています。 急逝したボーカリストに捧げる漆黒のアルバム 当時僕の影響でロックに目覚めた会社の先輩が、黒いジャケットがカッコいいAC/DCのレコード「バック・イン・ブラック」を聴かせてくれて、タイトル曲の強力なリフに痺れてしまいました。 E5→D5→A5というシンプルなパワーコードですが、ロック好きのハートを鷲掴みにするシンプルかつ破壊力抜群のコード進行が素晴らしいです。隙間の多いリフだけど重たいドラムとキレの良いハードなリズムギター、アンガス・ヤングの研ぎ澄まされた短いフレーズが緊張感と期待感を高めてくれます。 昔のロックンローラーらしく酔っ払って天国へ行ってしまったボン・スコットの代わりに、新加入したブライアン・ジョンソンのボーカルも強烈です。嗄れたハイトーンでシャウトするというこれまでにないスタイルは好き嫌いが分かれそうなところですが、そんなことも気にならないくらい彼らのロックには威力がありました。 小柄な体で小学生のような格好でギブソンSGを弾きまくる、バンドの看板男アンガス・ヤングのスタイルは滑稽どころか熱い支持を集め、シングルは1位を獲得できなかったもののアルバムは今日に至るまで全世界で5,000万枚以上を売り上げる文字通りのモンスターアルバムとなったのです。 このアルバムとタイトル曲は亡くなったボン・スコットに対する追悼の意味を込めたもので、漆黒のジャケットはレコード会社の反対を押し切ってメンバーの意思を通したものだそうです。33歳で早世したボーカリストに捧げた「バック・イン・ブラック」は、時代を超えてまさにロックンロール・アンセムになり、多くのロック好きの心を掴んでいます。 スポンサーリンク 【 ぷりんと楽譜:AC/DC Back in Black の楽譜一覧ページへ 】...

REOスピードワゴン『キープ・オン・ラヴィング・ユー』

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REO Speedwagon『Keep on Loving You』 REOスピードワゴンの「キープ・オン・ラヴィング・ユー」は、長年ライブ活動で実績を積み上げたものの、全米では無名だったバンドが放った起死回生の大ヒット曲です。 REO Speedwagon『Hi Infidelity』Analog ※このブログはアフィリエイトプログラムを利用しています。 ローカルヒーローを全米No.1に押し上げた元祖パワーバラードの名曲 社会人の1年目に会社の寮に泊まりに来た学生時代の友人が、棚にあったREOスピードワゴンの『禁じられた夜』を見つけて、“自分もこれ買った”と言ってくれたのが嬉しかったのを覚えています。 当時はパワーバラードという言葉なんて聞いたこともありませんでしたが、ヒットした「キープ・オン・ラヴィング・ユー」は軟弱な(?)バラードとは違って確かに力強さがありました。少し甲高くて甘い声のボーカルと、ディストーションが効いたパワーコードの組み合わせがこの曲の肝ですね。 ところがボーカルのケヴィン・クローニンが書いたこの曲に関して、ロック一筋だったバンド内では反発の声もあったそうです。それでも甘いメロディーにレスポールのハードな音を加えてなんとかリリースにこぎつけ、シングルは100万枚以上を売り上げて全米ナンバーワンヒットを記録します。 この曲を収録したアルバムは全米で1000万枚を超える売上を記録してバンドは大成功を収め、地元イリノイ州のローカルヒーローだったREOスピードワゴンは、結成から10年以上経って一気にブレイクしました。 しかしバンド内の主導権争いもあったらしくその後はパッとしませんでしたが、1曲だけでも全米ナンバーワンヒットを飛ばしたのなら、それはそれで凄いことだと思います。あのムード満点だけど何かありそうなレコードのジャケットは、彼らの勲章みたいなものなんでしょうね。 スポンサーリンク 【 ぷりんと楽譜:REO Speedwagon / Keep on Loving You の楽譜一覧ページへ 】 楽曲の基本情報 収録ア...