ラーセン=フェイトン・バンド『気まぐれな夜』

Larsen-Feiten Band『Who'll Be the Fool Tonight』

ラーセン=フェイトン・バンドの「気まぐれな夜(Who'll Be the Fool Tonight)」は、ニール・ラーセンの軽快なキーボードとバジー・フェイトンの洗練されたギターが極上のグルーヴを生み出す、AORの金字塔です。

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爽快なグルーヴと極上メロウ・サウンドの最高峰

80年代洋楽ガイドの第1回は、ラフォーレ原宿のレコード店でジャケ買いをして大当たりだったラーセン=フェイトン・バンドのアルバム1曲目に収録されていた「気まぐれな夜(Who'll Be the Fool Night)」をご紹介します。

70年代初めにフルムーンというバンドで活動していたギターのバジー・フェイトンとキーボードのニール・ラーセン、それに西海岸で活躍していたセッション・ミュージシャンたちが集まって結成したのがラーセン=フェイトン・バンドで、プロデューサーのトミー・リピューマはジョージ・ベンソンの名盤『ブリージン』を手掛けた人です。

当時彼らのことはまったく知らなかったのですが、大学を卒業後に就職した会社が原宿からほど近いところにあり、仕事帰りによく通っていたのがラフォーレ原宿の中にあったレコード店です。初めての東京でちょっと都会に浮かれた気分で見つけたのが、モノクロのジャケットが印象的な彼らのアルバムでした。

レコードに針を落とした瞬間にギターのカッティングが気持ち良いイントロが始まり、お洒落なアレンジのホーンセクションが入るとなんてカッコいい曲なんだと思ってしまいました。バジー・フェイトンのボーカルも好みで彼のギターソロもまたセンスがあって素晴らしいです。

アルバムは全8曲で40分にも満たない長さでしたが他にも「モーニング・スター」などいい曲が入っていて大満足でした。当時流行っていた“メロウ”な雰囲気と爽快感のあるAORサウンド。学生時代は遅咲きのロックファンでしたが、より幅広い楽曲に興味が出るようになってきたのは社会人になってからでした。

ちなみに同じくラフォーレ原宿の中にあった書店で黒っぽい服装の坂本龍一を見かけたこともあって、やっぱり東京は違うなあと思ったのも今では懐かしいです。

楽曲の基本情報

収録アルバム & リリース (Album & Release)

■ 収録アルバム: Larsen-Feiten Band(ラーセン=フェイトン・バンド)

■ リリース年度: 1980年

【クレジット】 (Credits)

  • 作詞・作曲: バジー・フェイトン(Buzz Feiten)
  • プロデューサー: トミー・リピューマ(Tommy LiPuma)
  • アレンジャー: ラーセン=フェイトン・バンド(Larsen-Feiten Band) / ホーン・アレンジ:ニール・ラーセン(Neil Larsen)、シーウィンド・ホーンズ(Seawind Horns)
  • レコーディング・エンジニア: ビル・テイラー(Bill Taylor)、ドン・ヘンダーソン(Don Henderson)、テリー・ベッカー(Terry Becker)
  • ミキシング・エンジニア: アル・シュミット(Al Schmitt)

【パーソネル】 (Personnel)

  • ニール・ラーセン(Neil Larsen): キーボード、バック・ボーカル
  • バジー・フェイトン(Buzz Feiten): リード・ボーカル、ギター
  • ウィリー・ウィークス(Willie Weeks): ベース
  • アート・ロドリゲス(Art Rodriguez): ドラムス
  • レニー・カストロ(Lenny Castro): パーカッション、バック・ボーカル
  • シーウィンド・ホーンズ(Seawind Horns) ※ホーン・セクション
  • キム・ハッチクロフト(Kim Hutchcroft): アルト・サックス
  • ラリー・ウィリアムズ(Larry Williams): テナー・サックス
  • ビル・ライヒェンバッハ(Bill Reichenbach): トロンボーン
  • ジェリー・ヘイ(Jerry Hey): トランペット
  • チャック・ファインドリー(Chuck Findley): トランペット

【シングルチャート】 (Single Charts)

  • 全米ビルボード・ホット100(Billboard Hot 100): 最高 29位
  • 全米アダルト・コンテンポラリー(Billboard Adult Contemporary): 最高 22位
  • 全英シングルチャート(UK Singles Chart): チャートインなし

※Spotifyプレイヤーの再生ボタンを押すと試聴できます(ログインしていない場合は30秒のプレビューとなります)。音量はお使いの端末で調整してください。


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