ザ・カーズ『ドライヴ』
The Cars『Drive』
ザ・カーズの隠れた名曲「ドライヴ」。ベンジャミン・オールの歌声とシンセサイザーが生み出すサウンドは、10ccの「アイム・ノット・イン・ラヴ」にも通じる魅力を持っていました。
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シンセポップとギターロックが融合したザ・カーズのアルバム『ハートビート・シティ』からは何曲もヒットが生まれました。その中でヒットチャートで最も上位を記録した曲が「ドライヴ」なのですが、ボーカルは殆どの曲でリードボーカルを取るリック・オケイセックではなくて、ベースのベンジャミン・オールです。
シンセサイザーの深みと広がりのある音に包まれて優しい声で歌う「ドライヴ」は、その浮遊感が10ccの名曲「アイム・ノット・イン・ラヴ」に通じるところがあるように思います。大きな違いは70年代の10ccがボーカルを多重録音したのに対し、80年代のザ・カーズはシンセサイザーをメインにしたことで、心地良い浮遊感はここから生まれています。
「ドライヴ」のボーカルが、ちょっと無機質な感もある独特な歌い方のリック・オケイセックではなく、柔らかいイメージのあるベンジャミン・オールだったことと、感情を表に出しすぎずに抑えたボーカルをシンセサイザー主体の音で包みこんだのも良かったと思いますね。
ザ・カーズの代表作のひとつになった『ハートビート・シティ』をプロデュースしたのは、AC/DCの『バック・イン・ブラック』やデフ・レパードの『炎のターゲット』を手掛けたマット・ラングで、緻密で徹底的な音造りをする手法がこのアルバムでも発揮されました。
あれこれ細かく指示されるメンバーたちがどう思ったのかは分かりませんが、彼らが元々持っていたポップなセンスと名プロデューサーの手腕が結び付いて生まれたのが、今回紹介した名曲「ドライヴ」であり、名盤『ハートビート・シティ』です。
楽曲の基本情報
収録アルバム & リリース (Album & Release)
■ 収録アルバム: Heartbeat City /邦題:ハートビート・シティ
■ リリース年度: シングル:1984年7月/アルバム:1984年3月
■ レコード会社: Elektra Records(エレクトラ・レコード)
【クレジット】 (Credits)
- 作詞・作曲: リック・オケイセック(Ric Ocasek)
- プロデューサー: ロバート・ジョン “マット”・ラング(Robert John “Mutt” Lange)/ザ・カーズ(The Cars)
- アレンジャー: 不明
- レコーディング・エンジニア: ナイジェル・グリーン(Nigel Green)
- ミキシング・エンジニア: マイク・シップリー(Mike Shipley)
【パーソネル】 (Personnel)
- リック・オケイセック(Ric Ocasek): ギター、ボーカル
- エリオット・イーストン(Elliot Easton): ギター
- ベンジャミン・オール(Benjamin Orr): ベース、リード・ボーカル
- グレッグ・ホークス(Greg Hawkes): キーボード
- デヴィッド・ロビンソン(David Robinson): ドラムス
【シングルチャート】 (Single Charts)
- 全米ビルボード・ホット100(Billboard Hot 100): 最高3位
- 全英シングルチャート(Official Singles Chart): 最高4位
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▼ The Cars - Drive (Official Music Video)
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