グレン・フライ『スマグラーズ・ブルース』
Glenn Frey『Smuggler's Blues』
心地良いスライド・ギターが印象的なグレン・フライの「スマグラーズ・ブルース」。この曲から『マイアミ・バイス』のエピソードが生まれ、フライ自身も麻薬を運ぶパイロット役で出演。音楽と映像が見事に結びついた作品となりました。
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イーグルス時代のグレン・フライはアコースティック・ギターが似合う人だなと思っていたのですが、一方でポップでロックな感覚に優れた人でもありました。ソロの代表曲「スマグラーズ・ブルース」はスライド・ギターの音が心地良いロックで、彼のセンスが堪能できる小気味良い作品です。
流石だなと思うのは人気刑事ドラマ『マイアミ・バイス』のエグゼクティブ・プロデューサーを務めていたマイケル・マンの慧眼です。彼はこの曲の世界観をもとにエピソードを企画、タイトルもそのまま「スマグラーズ・ブルース」としてグレン・フライ本人も出演させたのです。
”Smuggler”とは密輸業者のことで、グレン・フライは麻薬を運ぶ飛行機のパイロットなのですが暴力は好まないという役柄で、「スマグラーズ・ブルース」のミュージック・ビデオの内容をドラマでは別のストーリーとして描きました。
アクション・ドラマにイーグルスの元メンバーが出演するとは時代が変わったものだと思いましたが、グレン・フライは自然な演技でまったく違和感がありません。彼にとっては曲を作ってステージで歌うことも、演技をすることもそんなに違いはなかったのでしょうね。
「スマグラーズ・ブルース」は、グレン・フライの演技と同じくドラマにも自然に溶け込み、音楽が重要な役割を果たした「マイアミ・バイス」に華を添えました。後に映画『ヒート』を監督するマイケル・マンはドラマの選曲も担当していて、彼がこの曲を気に入ったというのがいいなと思います。
楽曲の基本情報
収録アルバム & リリース (Album & Release)
■ 収録アルバム: The Allnighter /邦題:オールナイター
■ リリース年度: シングル:1985年3月/アルバム:1984年6月
■ レコード会社: MCA Records(MCAレコード)
【クレジット】 (Credits)
- 作詞・作曲: グレン・フライ(Glenn Frey)/ジャック・テンプチン(Jack Tempchin)
- プロデューサー: グレン・フライ(Glenn Frey)/アラン・ブレイゼック(Allan Blazek)
- アレンジャー: 不明
- エンジニア: アラン・ブレイゼック(Allan Blazek)/セカンド・エンジニア:レイ・ブレア(Ray Blair)、スティーヴ・メルトン(Steve Melton)/アシスタント・エンジニア:リー・デイリー(Lee Daley)、リッチ・マーコウィッツ(Rich Markowitz)、ピート・グリーン(Pete Greene)
【パーソネル】 (Personnel)
- グレン・フライ(Glenn Frey): リード・ボーカル、シンセサイザー、エレクトリック・ギター、スライド・ギター
- ダンカン・キャメロン(Duncan Cameron): エレクトリック・ギター
- ジョシュ・レオ(Josh Leo): エレクトリック・ギター
- ブライアン・ガロファロ(Bryan Garofalo): ベース
- マイケル・ヒューイ(Michael Huey): ドラムス
- スティーヴ・フォーマン(Steve Forman): コンガ
【シングルチャート】 (Single Charts)
- 全米ビルボード・ホット100(Billboard Hot 100):最高 12位(1985年)
- 全英シングルチャート(Official Singles Chart):最高 22位(1985年)
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▼ Glenn Frey - Smuggler's Blues
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